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それから暫くは美佐子さん以外の鑑定をお断りしました。自分が鑑定士である意義や、霊能力を持つ理由を毎日、考えました。

人と会うことも極力、減らして自分の存在価値ばかりを探しました。

美佐子さんは毎週水曜日に訪れました。


『私、自分でタロットカードを始めたんです!!先生に報告したくて今日は急いで来ました。カードを何回きっても彼と私の家庭が出るんですよ!スゴくないですか?暖かい家庭、子供は3人と出ます。先生にも視えますよね!?』

この頃の彼女は、私に答えを強要していた。

どこの、誰が、彼女に『間違いです』と言えるのか?鑑定士である前に私は一人の人間。透視が全てでは無いだろう。

私はただ、頷くだけで彼女の話をじっくりと聞いた。
実際に彼とは、連絡は途切れがちになり殆ど逢えていなかった。

啓司さんを透視すると彼も同じくらい苦しんでいることがわかった。

間違いなく彼は彼女を愛していた。それだけが私の心を支えた。

花嫁イメージ

2003年に入り美佐子さんからの連絡はパタリと無くなった。

彼女が元気に退院することは恐らく無いだろうと感じたが私は怖くてあえて視ないようにした。

再び他の人の鑑定の仕事を再開した。

忙しい日々に追われながらも、いつも眠る前に美佐子さんの透き通るような肌をした女神のような顔を思い出して涙が流れた。

延命の祈祷はしなかった。無理矢理に延命祈祷をすれば彼女の身体が苦しくなることはわかっていたから。
出来ることは遠隔で痛みや苦痛を取ることくらいしか無かった。

啓司さんは時折、彼女を見舞っているのが視えたけれど彼の深い苦しみを考えると、それが良いのかどうかも分からなかった。

何が正しくて何が間違いか?

どんな鑑定が正しくて、どんな鑑定が間違いか?

それは、神様にしか分からない。人間の判断できることでは無い。

ただ、彼女との出会いは間違いなく鑑定士桃音の基盤になる熱い心を築き上げてくれた。

それが分かるのには、まだ少し時間がかかった。

それが分かるのは、彼女の死をもってのこととなった。

夜中に電話が鳴った。瞬時に何が起こったかを覚った。

電話は意外にも啓司さんからでした。
『先生ですか?夜分にすみません。僕のことは美佐子から聞いていますよね?本当にお世話になったみたいで…。美佐子…………。』
声にならない嗚咽が聞こえた。

私も言葉を無くした。涙が音もなく流れて、私はその場に座り込んだ。受話器を持つのが精一杯でした。

暫くは、話が出来ない状態でしたが啓司さんがゆっくりと話始めた。

『葬儀の前に先生の所に伺います……。美佐子から預かっているものがあるので。』

『私にですか?』

『はい。明日、伺います。』

翌日の朝、インターホンが鳴りドアを開けたら啓司さんが真っ赤な目を擦りながら頭を下げた。

『これ……。先生への美佐子からの手紙です。失礼だとは思いましたが昨夜、読ませてもらいました。色々ありがとうございました。』

そう言って啓司さんは私にピンクの綺麗な封筒を私に手渡した。

ピンクは元気だった頃の美佐子さんのオーラの色に似ていた。愛情のピンク、女性らしさのピンク、慈愛に満ちたピンクのオーラ。


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